こんにちは!田舎暮らしを始めて山菜に興味がわいている宇野友香子@yuka_npoです。




ある日先輩協力隊員から連絡が。
 
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山菜を…取りに行くとな…!!!
この日は朝8:00から引っ越しで
家の中は段ボールだらけだった私。

だがこの時の私に迷いはなかった…。

「行きます(キリッ)」

未開封の段ボール×20個を残して山菜取りに出かけました。


宝の山だ!


この日は写真を撮る余裕なんて全くないぐらいの大雨。
普通だったら一歩も外に出ないであろうお天気。

ですが、そんなものには負けない山菜への愛…!!
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どしゃ降りの中、カッパと長靴を装着し
ルンルンで山菜を取まくりました。
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この日(4/17)はゼンマイとワラビがいたるところに!
まさに宝の山ですね。
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山菜は下処理が命!名人に教えをこいに向かいました



山菜は普通の野菜みたいにすぐには食べられません。
そのまま食べると苦味の原因になるアクがいっぱい含まれてるからです。
だからアクを抜いて食べられる状態にするために
下処理をします。

そしてその下処理の方法が
山菜の味を決める…!

ということで地元のおばあちゃんに
山菜の下処理方法を教えてもらいに行きました。

山菜のなかでも
今回取ったゼンマイやワラビは特にアクが強いんだそう。
だから、ほかの山菜みたいに
塩ゆでしたりするだけじゃダメなんだって!

へー!知らなかった!

じゃあどうやって処理するの…?


なんとおばあちゃんはアク抜きを
『広葉樹を燃やして作った灰』でするんだって!

田舎では手作り〇〇が多いのは知ってたけど
まさかここまでとは…。

でもやっぱり味が違うらしい。

すべては『美味しいものをつくるために』。
 
すごいなぁ。

ちなみに灰は重曹で代用可能ですので
灰が手に“はい”らない方は(←たまたまです…)
ぜひ重曹で試してみてください。


①    ゼンマイとワラビをきれいに洗う

 
ゼンマイのあたまについているふわふわをとって
どちらもきれいに水で洗います。

また、長すぎるものは硬いので
長さはだいたい15~20cmぐらいにそろえます。

秒単位で管理!灰汁でゆでる



大なべで灰汁を沸騰させてゼンマイとワラビをゆでます。

ここで大事なのがゆで時間!
 
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きっかり2分間でお湯からあげます。

ゆですぎるときれいな緑色にならないんだって~!
黒くなっちゃうんだって~!

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ほんとだ!きれいな色~!

ゆで時間で色が変わるなんて面白いな~!

ゆであがったワラビを灰汁につけておく



今回は、ワラビは半分はゼンマイと一緒に乾燥させて長期保存用に
半分はすぐに食べるように処理しました。

すぐに食べる用は灰汁を水で割ったものに
1日付けておきます。
 
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1日後真水に変えて半日付けておけば
下処理完了!

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2日間天日干し ポイントはよくもむこと!



もう半分のワラビとゼンマイは天日干しにするために外へ。
段ボールに広げたところでおばあちゃんからこんなお達しが
 
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「ワラビはゼンマイと一緒によくもむとゼンマイに変わるきね~
よくもんじゃって~」

ワラビがゼンマイに変わる?どゆこと?
おばあちゃんの手には何の魔法が?

よくよく聞いてみると
ワラビは単体だとあんまりいっぱい食べられないけど
ゼンマイと一緒だと食べやすい。
もむとワラビのあたまのもしゃもしゃがポロポロとれて
口当たりがよく食べやすくなる。
 

とのことでした!

師曰く、「ワラビはゼンマイと一緒によくもむとゼンマイに変身する。」

乾燥させるとどんどん色が変化します。

これが
 
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こう!
 
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うわ!なんか…例の虫みたい…ほら…土の中にいるやつ…笑

2日たって乾燥したものがコレ

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ひじきみたいにかぴかぴ!

おばあちゃんはいつもワラビやゼンマイは
かぼちゃと一緒に煮たり
酢味噌和えにして食べるんだって!

私もやってみよーっと!

それでは~!
宇野友香子@yuka_npoでした!
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